2020年1月17日金曜日

楽天3,980円送料無料強要の負担増を試算した。

法人の銀行口座ができるまで時間に余裕がありますので、
悪天が店舗に強要しようとしている3,980円送料無料ですが、
どれくらい店舗の利益にならない施策かを試算してみました。


今までは送料をお客様から頂戴している、
500円前後~数千円の単価の商品を扱う、
月間100万円の売上の店舗で客単価が3,000円としたら、
注文数は月間333件となります。

悪天は売上が約15%アップすると言っているようですが、
まったくアテにならないのは、
アフィリエイト課金増のときで証明されていますが、
さらには、
効果は店舗のジャンルや商品単価などによることは、
明らかな事実ですが、仮に話が当たっていたとして、
100万円の売上が115万円になり、
注文数では333件が383件になると想定します。

月の売上15万円増に対して、
商品の仕入れ(原価)率が50%で、
悪天に支払う手数料が13%としますと、
37%の55,500円の粗利益増となります。

そして運賃の負担増は、383件の注文に対して50%が、
注文金額3980円を超えたとすると、
191件の注文に対する宅配便の運賃が平均600円とすると、
114,600円の運賃負担増となり、
粗利益増との差引で59,100の負担増です。

毎月6万円(年間約71万円)近い負担を続けたら、
長い目で見て店舗にメリットあるんですかね?
競合が減るメリットを受けようとする我慢比べかな?


楽天市場に出店している店舗様なら、
既に試算は終わっているかと思いますが、
まだというなら売上100万円、客単価3,000円、
注文件数333件、原価率50%、悪天の手数料13%、
3980円を超える注文率50%、宅配便の運賃600円など、
ご自身の状況に応じて変更したら、
簡単に試算していただけると思います。


3月の送料無料の強要は乗り越えられるとしても、
次は楽天の配送網利用の強要とか、チャット課金再開とか、
R-SNS(旧楽天S4)の強制加入とか、
月額料金に含まれるべきサービス追加を別料金にしてきたり、
どんどん店舗に負担を押し付けてくることが想像できますので、
何かのタイミングで退店を決断できる準備は必要ですよね。



0 件のコメント:

人気の記事